その1 ニセの成功、本当の成功、そして覚醒
こんにちは、岡村茂です。
『あなたは、成功したいですか?』
昔から成功哲学が大好きで、自分なりに研究してきたテーマです。
わたしは成功したいと思います。と同時に、こうも感じます。
「もう表面的な成功では、満足できない」と。。
成功について考えてみると、その時の心理状態には2種類あるような気がします。
ひとつは、普段感じている自分より大きな、「本質の自分」とつながって、流れに乗ってものごとがうまくいく場合。この時は満足感が拡がって何か大切なものが積みあがっていく感覚があり、満たされます。
もうひとつは、「不足感や欠落を感じている自分」がその欠けた部分を埋めるために頑張ってうまくいかせる場合。こういう場合は、たいていその瞬間だけの満足です。後に続くのは、ちょっとした虚しさ、そしてしばらくすると「もっともっと」という声が聞こえて、次の目標へと駆り立てられます。
そう思うと、わたしが本当に求めているのは「成功」それ自体ではなくて、より大きな「本質の自分」とつながって、それを実感しながら生きることじゃないか?
言い換えると「ほんとうの自分」に目覚めること、【覚醒】じゃないか!?
そんな風に思うようになりました。
あなたも成功して順調で、特に不満もないけれど、
何か物足りなさや虚しさを感じることはありませんか?
それは、「本質のあなた」からの呼びかけかもしれません。
「本質の自分とつながるように」と内なる声がささやいています。
そのささやきに応えませんか?
2013年の一年間、わたしはメンターであり覚醒者である谷孝祐氏の主宰する「覚醒塾」に参加し、みっちりと意識のトレーニングをしました。
その過程で、自分の中には2人の自分がいることをはっきりと自覚するようになりました。
ひとりは「欠落感や限界を抱えた自分」。
もう一人は、完全で欠けることのない「本質の自分」。
振り返ってみると、これまで私は人生の大半で「欠落感を抱えた自分」を生きていて、その欠落を埋めるために成功を求め、努力してたのかもしれません。けれども皮肉なことに、この生きかたでは、仮に成功しても「欠落感を抱えた自分」が強化されてしまいます。
「この成功があるからお前は一人前なんだ。お前単体ではやっぱり不十分なままだぞ。」という訳です。
そして、しばらくの達成感と安心感を味わった後は、「不十分さを埋めろ」という無意識の声が始まります。また努力を始め、達成し、・・・と。いつまでたっても満たされない無限ループが繰り返されます。成功しても救われないこのループ。なかなかに苦しいものです。
一方、ここ数年でおぼろげながらもつかみ始めた「本質の自分」もいます。今回の「覚醒塾」の取り組みを通じて、その実体感も増してつながっている時間が増えてきました。
「本質の自分」とつながっていると、静かで穏やかでやすらいだ感覚がやってくるようになりました。そして、【覚醒】とはこの状態が続くこと。この「本質の自分」こそが本来の自分であることを知り、やすらぎのある満足感とともに生きることだ、と思うようになりました。
もちろん、これは成功を否定するものではありません。ましてや清貧のススメでもありません。むしろその逆で、「覚醒する」、つまり本質とつながることは、あなた本来の豊かさと内面でつながることであり、その反映としての物質的、社会的な豊かさが外面にも実現し、それらを享受することになるでしょう。
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